ダレニモミエナイ｜エロ漫画

物語の中心にいるのは、優しく穏やかな優等生・真緒と、陽気でクラスの人気者・千紗。二人が過ごす日常は、まさに誰もが憧れる青春のひとコマのように輝いています。

しかし、その風景には“いるはずのない存在”が紛れ込んでいました。
誰も気づかず、声も届かず、存在すら忘れられている中年の男。
社会からも世界からも認識されなくなったその存在は、静かに、しかし確実に二人の世界へと入り込んでいきます。

見えない侵入者によって、当たり前だった日常がじわじわと崩れていく――。
世界の均衡が少しずつ壊れていく緊張感が全編を通して描かれているのが、本作の大きな魅力です。

いやコレ、読み進めるほどに「存在が消える」って設定の怖さが効いてきてゾクゾクしましたね！
真緒と千紗っていうキラキラした日常の象徴みたいな二人の描写があるからこそ、“認識されない存在”が入り込むと一気に不穏さが増すんですよ。

特に印象的なのは、彼が「確かにそこにいる」のに、誰も気づかないっていう描写。正体不明の影がいつの間にか隣にいるような感覚で、ホラー的な緊張感すら感じました。
青春のまぶしさと、見えない恐怖の対比がしっかり効いていて、ラストまで引っ張られるタイプの作品。個人的には「青春モノに潜む裏側の闇」を味わえる一冊だと感じました！

タイトル	ダレニモミエナイ
サークル	にゆさーら
作品形式	コミック
利用期限	無期限
ファイル容量	481.98MB
ページ数	150ページ