ゾンビハーレムライフ〜抗体持ちの俺と爆乳ゾンビ〜 第十一話｜エロ漫画（サークル影武者）d_692552

舞台はゾンビが日常的な脅威として存在する世界。主人公の耕太は、狂暴なゾンビに対抗するため、仲間であるバクやジェシー、そして個性の強い女性陣と共に行動している。
物語の前半では、ゾンビへの対処方法や能力の検証など、ややシリアス寄りのサバイバル展開が描かれる。一方で、会話のテンポやリアクションは軽快で、緊張感の中にもどこかコミカルな空気が漂う。
中盤以降、耕太が「ゾンビと意思疎通できる」という特異な能力を得たことで状況が一変。ただ倒す存在だったゾンビが、言葉を交わせる存在として描かれ、物語の軸が大きくシフトしていく。
最終的には、ゾンビたちが耕太の周囲に集まり、情報量の多さと賑やかさが前面に出た展開へ。危機と日常、シリアスとギャグが混ざり合う構成が特徴的な一編。

いやこれ、設定の転がし方がうまい。
最初は「よくあるゾンビ対策ものかな？」と思わせておいて、途中から一気に方向転換。ゾンビ＝排除対象という前提をひっくり返してくるのが気持ちいい。
特に耕太のリアクションが良くて、読者目線のツッコミ役として機能しているのが大きい。周囲のキャラが濃い分、振り回される立場にいることでテンポが崩れない。
ゾンビ側も単なる背景じゃなく、表情や仕草でキャラ性を押し出してくるので、「情報量が多い」という作中の言葉がそのまま読後の印象になる。
シリアスに寄り切らず、終始どこか軽さを残している点もオタク的に好感度高め。肩の力を抜いて読めるのに、設定はちゃんと面白い。